不用品回収業者に頼らず粗大ごみを安く処分する方法

大掃除や引越しの際にどうしても出てくるのが大型の家電や家具といった粗大ごみと言われるものが頭を悩ませますよね。その粗大ごみを処分する方法はいくつかあります。今回は粗大ごみを一番安く処分する方法である自ら行政にお願いして処分する方法をまとめてみました。
行政に粗大ごみを回収してもらう
行政に連絡をして回収を依頼すると処分費用を安く抑えることが可能です。区、市役所の回収料金は税金によって補われているため安く処分という訳ですが不用品や粗大ごみを指定の場所に自ら運び出さないといけないというデメリットもあります。大型家具の場合、家の中からその場所まで運ばなくてはいけないのでなかなか大変な作業になります。
また基本粗大ごみの回収日時は指定できないため早めの準備が必要です通常でも1週間前には確認・予約しておいたほうがいいでしょう。引越しシーズンの場合、回収に来てもらえるのが2週間以上かかる場合もあります。費用を安く抑えるために事前の準備は不可欠です。
行政に粗大ゴミを回収してもらうまでの流れ
- 各自治体の「粗大ゴミ回収受付窓口」に電話して回収できる粗大ごみかどうか確認する
自治体によって粗大ゴミの大きさが決められているので受付窓口に連絡する際にできるだけ詳しく説明しましょう。回収できない項目もあるので注意。 - 回収を申し込む
申し込みの際に下記の情報を確認されます。
・住所
・名前
・電話番号
・ゴミの種類と大きさ、個数
・住まいついて(戸建・集合住宅・マンション)
・どこに出すか(家の玄関前、集合住宅の粗大ゴミ置き場など) - 粗大ゴミ処理券を購入
粗大ごみ処理券はコンビニエンスストアをはじめ指定の店舗などで購入できます。
居住している自治体と異なる自治体で購入した処理券は仕様できないので注意 - 処理券に必要事項を記入し回収日に指定された場所にだしておく。
処理券の記入は自治体によって異なります。最近では個人情報保護の観点から申し込みの際に教えてもらえる受付番号を記入するところもあります。粗大ごみは回収日当日に申し込んだときの場所に出す必要があります。違う場所に出すと回収されない可能性があります。当日は指定の場所に回収券を貼り付けて出しておけば立ち会う必要はありません。
行政に持ち込む
時間がなく安く処分したい場合は自ら持ち込み処分してもらうことができます。その場合、収集に比べて処分費用が安くなります。
- 粗大ゴミ受付センターに電話またはインターネットで申し込む
持込みの場合も「粗大ごみ受付センター」に事前申込みが必要です。(申込先は持込場所とは異なります)会社や店舗などで事業用として使用されていたものは、産業廃棄物となるため区で収集できないで注意。 - 料金等を確認して処理券を購入
持込日を記入して、粗大ごみには貼らずに持込場所にもっていく。基本的に粗大ごみ処理券の購入や現金でのお支払いはできないため必ず受付センターに確認する - 持ち込み予約日の受付時間内に持ち込む
持込場所での荷下ろしは係員の指示に従って自ら行います。お車で持ち込まれる場合は、通常2トン車まで
資源有効利用促進法(パソコンリサイクル法
パソコンは資源有効利用促進法により、メーカーによる回収・リサイクルが義務づけられています。
●デスクトップ本体
●ディスプレイ
●ノートブックパソコン
パソコンのメーカーに直接お申し込み頂くか「一般社団法人パソコン3R推進協会」にお申し込みください。
適正な処理が困難なもの
タイヤ
タイヤは産業廃棄物として定められているため、近所のゴミ捨て場に捨てても、回収してもらえません。自動車部品販売会社(オートバックス)、ガソリンスタンド等で処分してもらう必要があります。
ピアノ
搬出も大変で行政では回収不可です。ピアノ買取業者に連絡し買い取ってもらか粗大ごみ回収業者に問い合わせる必要があります
耐火用金庫
熱への耐性を持たせるため、中にはコンクリートが入っています。そのため市役所などはもちろん、スクラップ業者なども引取りできない場合が多いです。
消化器
「消火器の販売代理店」や「防災・防犯事業者」で直接窓口にご確認する必要があります。
コンクリートブロック
産業廃棄物か適正処理困難物としての扱いとなるため行政が廃棄物を回収してくれることはありません。