事務所移転が決まると、机や椅子、書庫などを一気に整理することになります。そこで迷いやすいのが、「このデスクは新しい事務所へ持っていくのか、それとも処分するのか」という判断です。見た目が古くても、メーカーや型式がそろい、状態がよければ買取を相談できる場合があります。一方で、傷みが大きい物や需要が合わない物は、回収や処分を考えることになります。大切なのは、売れる物だけを先に抜き出すことではありません。移設する物、査定してほしい物、回収を相談する物を同じ一覧で整理し、台数や状態、所有関係、搬出条件までまとめておくと、移転全体の段取りを組みやすくなります。
移転先で使う机と手放す机を分ける

新しい事務所のレイアウトが固まる前に処分を進めると、あとになって机が足りないことがあります。逆に、使う予定で残した机が新しいレイアウトに合わず、移転直前に処分先を探すこともあります。まずは部署ごとではなく、会社全体で「移設」「査定希望」「回収相談」「保留」に分けて一覧にしておくと分かりやすくなります。
リース品や備品番号を確認する
社内にある机が、すべて会社所有とは限りません。リース品やレンタル品が混ざっている場合は、勝手に売却や処分を進められません。資産台帳や契約書、備品番号のシールなどを確認し、返却が必要な物と会社所有の物を分けます。総務や経理が管理している情報と現場の台数が合わないこともあるため、実物と一覧を見比べておくと安心です。
同じ型式はまとめて数える
同じシリーズのデスクが何十台もある場合、一台ずつ細かく説明する必要はありません。幅や色、袖机の有無、鍵の有無、状態のよい物と傷がある物の台数をまとめておくと、査定の相談がしやすくなります。執務室全体の写真と、代表的なデスクの状態が分かる写真を数枚用意しておけば、物量も伝わります。
査定ではメーカー・状態・付属品をまとめて見る

オフィスデスクの査定では、メーカーやシリーズ、サイズ、購入時期、状態、付属品などが判断材料になります。だからといって、有名メーカーだから必ず買取できるわけでも、年式が古いから必ず難しいわけでもありません。台数や状態、市場での需要を含めて見てもらうほうが現実的です。
天板・脚・引き出しを撮影する
天板の傷や剥がれ、脚の曲がり、配線口、引き出し、鍵の有無など、使用状態が分かる写真を用意します。ワゴンや仕切り板、鍵などの付属品が残っている場合は、どの机に付属する物か分かるようにまとめておきます。大量にある場合は、すべてを撮影するより、同型の中から代表的な状態を数点見せたほうが伝わりやすくなります。
無理にきれいにし過ぎない
査定前だからと、シール跡を刃物で削ったり、構造が分からないまま分解したりする必要はありません。無理に手を加えると、天板を傷つけたり、部品をなくしたりすることがあります。軽くほこりを拭く程度にとどめ、傷や使用感はそのまま見てもらうほうが、状態も正確に伝わります。
買取品と回収品は一緒に相談する

状態のよい机だけを先に別の会社へ売却し、残った机をあとから処分しようとすると、搬出日や車両の手配をもう一度組み直すことがあります。事務所移転では、買取できそうな物と回収が必要になりそうな物を一度に見せ、どこまで再利用できるのかを確認したほうが全体を整理しやすくなります。
椅子・書庫・会議テーブルも一緒に見る
デスクだけが不用になる事務所は少なく、椅子、ワゴン、書庫、ロッカー、会議テーブルなども同じタイミングで整理することがあります。品目ごとに台数をまとめておけば、搬出量や作業時間も考えやすくなります。パソコンや記録媒体が含まれる場合は、家具とは別に社内ルールに沿ってデータ管理や処理を進めます。
費用は現場条件でも変わる
同じ台数でも、1階の事務所と高層階のオフィスでは搬出条件が違います。エレベーターの大きさ、共用部の養生、作業車を止められる場所、解体が必要な机の有無などで必要な人員や時間が変わります。写真だけでは判断しきれない場合もあるため、最終的な費用は現地を見てもらったうえで確認すると安心です。
移転日と退去日から搬出日を決める

事務所移転では、業務最終日まで使う机と、先に出しても問題ない机が混在します。すべてを一日に搬出しようとすると、移転便、買取、回収、原状回復の作業が重なりやすくなります。先に出せる家具と最後まで使う家具を分け、移転日と退去日から逆算して搬出日を決めます。
ビル管理会社へ作業条件を確認する
オフィスビルでは、搬出できる時間帯や使用するエレベーター、共用部の養生、作業届の提出などが決められていることがあります。車両の停車場所も自由に選べない場合があります。作業当日に「この時間は搬出できない」と分かると予定が崩れるため、先にビル管理会社へ条件を確認しておきます。
移転業者との担当範囲を分ける
新しい事務所へ運ぶ机と、売却・回収へ回す机が同じフロアに並んでいると、搬出時に混乱しやすくなります。色分けしたラベルや一覧を使い、「移転」「手放す」をひと目で分かるようにしておくと誤搬出を防ぎやすくなります。机の解体や養生を誰が担当するのかも、移転業者と買取・回収側で事前に区別しておきます。
写真見積りでは机だけでなく事務所全体を見せる

写真で相談するときは、デスクのアップだけでなく、執務室全体や机の並びが分かる写真も用意します。あわせて、メーカーラベル、天板の状態、付属品、廊下、エレベーター、搬出口などを撮っておくと、物量と搬出条件の両方が伝わります。設置階、台数、希望する作業日も添えておけば、相談が進みやすくなります。
台数が変わる可能性も伝えておく
移転計画の途中では、「やはりこの机は新事務所で使う」といった変更が出ることがあります。概算相談時の台数と、最終的に数量が確定する日を分けて伝えておけば、見積りや車両、人員の調整もしやすくなります。
売れる物と回収する物を無理に分け切らない
相談前に「これは買取」「これは処分」と会社側ですべて決める必要はありません。リサイクルジャパンでは、デスクや椅子、書庫などを含め、事務所全体の状況を見ながら、査定対象になる物と回収を相談する物を確認できます。写真だけで判断しにくい場合は、現地で状態や搬出条件を見たうえで整理していきます。
事務所移転では「売れるか」より全体の搬出計画を先に考える
不用になったデスクを一台ずつ売れるかどうか考えるより、移転先で使う物、査定してほしい物、回収が必要な物を事務所全体で整理するほうが、移転の段取りは組みやすくなります。メーカーや型式、台数、状態をそろえ、ビルの搬出条件や希望日まで伝えておけば、買取と回収を同じ流れで検討できます。デスクだけでなく、椅子や書庫、会議テーブルなどもまとめて整理する予定なら、法人向けの出張査定・不用品回収として一度に相談する方法があります。