冷蔵庫を売る前に何をする?査定・霜取り・水抜き・搬出の準備

引越しや買い替えで冷蔵庫を手放すことになっても、前日まで普段どおり使っている家庭は少なくありません。ところが、搬出直前まで食品がぎっしり入っていると、庫内の状態を確認したり、掃除や水抜きをしたりする時間がなくなります。反対に、早く電源を切り過ぎれば、残っている食品の保管に困ってしまいます。冷蔵庫を売却する場合は、型式や年式を確認するだけでなく、「いつまで使うのか」と「いつ搬出するのか」を先に決めておくと準備しやすくなります。まだ通電しているうちに冷え方や気になる症状を確認し、食品を減らしたあとで、取扱説明書や搬出を依頼する事業者の案内に沿って霜取りや水抜きを進めます。

型式・年式・容量と付属品を確認する

型式・年式・容量と付属品を確認する

銘板を撮影してメーカーと型式を伝える

冷蔵庫を査定してもらうときは、メーカー名だけでなく型式や製造年が分かると話が早くなります。冷蔵室の扉を開けた内側や本体側面などに、型式や容量が記載されたラベルが付いていることがあります。数字を手書きで写すより、文字が読めるようにスマートフォンで撮影しておけば間違いも減らせます。あわせて冷蔵庫全体の写真も一枚残しておくと、扉の数や大きさ、外観の状態も伝えやすくなります。

棚板・製氷皿・説明書など付属品をそろえる

冷蔵庫の棚板、ドアポケット、製氷皿などが取り外されて別の場所に保管されている場合は、本体と一緒にしておきます。説明書や保証書が残っていれば、それも査定時の参考になります。ただし、付属品を探すために引越し準備を止める必要はありません。見つかったものから一か所へまとめ、欠品している物があればそのまま伝えれば十分です。

通電しているうちに冷え方を確認する

通電中に冷却と製氷の状態を見る

冷蔵室と冷凍室が普段どおり冷えているかを見る

電源を抜いてしまう前に、冷蔵室と冷凍室がいつもどおり冷えているかを確認します。自動製氷を普段使っている場合は、正常に動いているかも分かる範囲で見ておきます。査定のために特別なテストをする必要はありません。「現在も普段どおり使っている」「最近、冷凍室の冷えが弱い」といった実際の使用状況を伝えられれば十分です。一度電源を切ってしまうと、その場で動作を確認しにくくなるため、気になる症状は通電中に見ておきます。

異音・水漏れ・割れ・においはそのまま伝える

運転中に以前と違う音がする、床へ水が出る、棚板に割れがある、庫内のにおいが取れないといった状態があれば、査定前に隠す必要はありません。気になる箇所は写真に残し、そのまま伝えます。見た目をよくするために割れを接着したり、強い薬剤でにおいを消そうとしたりすると、かえって状態が分かりにくくなることがあります。査定では、現在どのような状態なのかが正確に分かることのほうが大切です。

搬出日から逆算して食品を減らす

食品を計画的に減らして庫内を空にする

冷凍食品は早めに減らしていく

冷蔵庫を手放す日が決まったら、数日前から中身を少しずつ減らしていきます。特に冷凍食品は、電源を切ったあとに移し替える場所がないと処分することになりやすいため、買い足しを控えながら使い切っていくと無駄がありません。調味料や飲料なども、新居へ持っていく物と使い切る物を分けます。引越し当日に大量の食品を整理するより、食事の予定と合わせて少しずつ減らしておくほうが負担も軽くなります。

庫内が空になってから軽く掃除する

食品を取り出したら、取り外せる棚やケースを確認し、食べこぼしや液だれなど目立つ汚れを軽く拭き取ります。売却前だからと徹底的に磨き上げる必要はありません。庫内の部品を無理に外したり、素材に合わない洗剤を使ったりせず、普段の手入れの範囲にとどめます。期限切れの食品や調味料を処分する場合は、中身と容器の扱いを住んでいる地域の分別ルールに合わせます。

電源を切って霜取りと水抜きをする

電源を切り霜取りと水抜きを行う

搬出直前ではなく余裕を持って電源を切る

冷蔵庫は、コンセントを抜いてすぐに運び出せるとは限りません。機種や使い方によっては霜や内部の水分が残っていることがあり、搬出中に水が出る原因になります。いつ電源を切るのがよいかは機種によって異なるため、取扱説明書やメーカーの案内、搬出を依頼する事業者の指示を確認します。引越し当日の朝になって初めて電源を抜くのではなく、食品を空にする時間も含めて余裕を持って準備します。

給水タンクや水がたまりやすい部分を確認する

自動製氷機の給水タンクに水が残っている場合は空にします。機種によって水がたまる場所や水抜きの方法が異なるため、背面や下部を自己判断で分解せず、説明書に記載された範囲で確認します。庫内に水滴が残っていれば乾いた布で拭き、搬出まで少し扉を開けて乾かせる状態にしておくと、においや水分も残りにくくなります。

搬出経路と床を先に確認する

搬出経路と床の養生を準備する

冷蔵庫本体と玄関までの経路を測る

冷蔵庫を運び出すときは、本体の幅だけではなく高さと奥行きも確認します。キッチンから玄関までの廊下、曲がり角、扉、階段、エレベーターなども見ておきます。購入したときから家具の配置が変わっていると、冷蔵庫を入れたときと同じ経路を使えないこともあります。写真で見積りを相談する場合は、冷蔵庫本体だけでなく、設置場所から玄関までの写真も用意しておくと搬出方法を判断しやすくなります。

無理に傾けたり一人で動かしたりしない

大型の冷蔵庫は重量があり、少し動かすだけでも床を傷つけたり、本体が傾いて支えきれなくなったりすることがあります。搬出しやすくしようと家族だけで廊下まで移動させる必要はありません。階段がある、冷蔵庫が大きい、玄関までの経路が狭いといった場合は、設置された状態から搬出方法を相談します。床や壁を守るための養生も含めて任せられるか確認しておくと安心です。

冷蔵庫は「電源をいつ切るか」から逆算して準備する

冷蔵庫を売却したり引越しで手放したりするときは、搬出当日だけ準備すればよいわけではありません。まだ通電しているうちに型式や運転状態を確認し、搬出日が決まったら食品を少しずつ減らしていきます。庫内が空になってから、機種に合った方法で電源を切り、霜や水分が残らないように準備する。その流れを作っておけば、当日になって冷凍食品の行き先に困ったり、搬出中に水が出たりすることを防ぎやすくなります。査定を希望する場合も、写真と型式、現在の使用状態、搬出希望日を先に伝えておくと、売却と搬出の予定を合わせて考えやすくなります。

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