誰も住まなくなった家でも、電気・ガス・水道をすぐ止めてよいとは限りません。遺品整理や清掃が残っていれば照明や水を使います。停止日は死亡日ではなく、その家で各ライフラインを最後に使う日から考えます。
停止日は、搬出・清掃・退去確認の予定から決める
賃貸住宅では、家財を運び出した後に管理会社の室内確認が入ることがあります。持ち家を売却する場合も、清掃や設備確認まで電気と水道を残すよう求められるかもしれません。片付け日だけで決めず、鍵の返却日や引き渡し日までの予定を確認します。
家族がそのまま住むなら、解約ではなく名義と支払方法の変更を契約先へ相談します。空き家として管理する場合は、定期的に照明や水を使うか、基本料金を含めて判断してください。
電気は暗い場所の確認と清掃が終わるまで
押し入れや廊下、階段は昼間でも暗く、照明がないと書類や小物を見落としやすくなります。掃除機、防犯機器、電動シャッターなどを使う予定も確かめます。
冷蔵庫は、中身を出して電源を切り、水分を拭き取ってから運びます。搬出と清掃が終わり、通電が必要な設備もないことを確認して停止日を決めます。
ガスは使わなくても、給湯の予定を確認する
ガスコンロを使わなくても、清掃でガス給湯器のお湯を使うことがあります。給湯設備の熱源を見てから閉栓日を決めます。
閉栓時の立会いは、契約先やメーターの位置によって異なります。オートロック内や屋内にメーターがある場合は、家族や代理人の立会いが必要か予約時に尋ねてください。
水道は最後の拭き掃除や漏水確認まで残す
床や棚の清掃、トイレの使用、洗濯機を外した後の漏水確認には水を使います。家財の搬出と同じ日に止めると、その後の掃除で困ることがあります。
寒冷地の水抜きや空き家管理など、地域で条件が変わる内容は管轄の水道局へ確認します。最後に水を使う日が決まった段階で申し込むのが無理のない順番です。
解約前に最終請求の受取先を決める
検針票や請求書を探し、契約者名、使用場所、お客様番号、停止希望日をそろえます。故人名義の口座やカードから最後の料金を支払えないこともあるため、請求書の送付先と支払方法も確認します。
受付番号、申込日、停止日を家族で共有しておけば、どの手続きが済んだか分からなくなるのを防げます。必要書類や過去日にさかのぼれるかは契約先で異なるため、個別に尋ねてください。
作業日が決まらないうちは停止日を急がない
遺品整理を依頼する場合は、照明や水を使う作業があるかを見積り時に確認します。日程がまだ決まっていないなら、停止日だけを先に固定せず、契約先へ変更期限を聞いておくと安心です。
家財の量が分からず予定を組めない場合は、遺品整理の対応内容を確認したうえで、清掃の有無と希望時期を伝えてください。
まとめ
電気・ガス・水道の停止日は、死亡日ではなく最後に使う日から決めます。照明が必要な搬出、清掃、管理会社の確認が終わる時期を見て、使わない契約から順に止めます。家族が住み続ける場合は名義変更を相談し、最終請求の送付先まで確認してください。