遺品整理で通帳・キャッシュカードが見つかったら?保管と銀行手続き

遺品整理で通帳やキャッシュカードを見つけると、残高だけでも先に知りたくなります。けれども、故人の暗証番号を試す、ATMで引き出す、カードを家族ごとに持ち帰るのは避けます。まずは金融関係品を家財から分け、相続手続きを進める人へまとまった形で渡すことが先です。

先に結論:残高確認より保管と引継ぎです

通帳、カード、証書、届出印らしい印鑑、貸金庫の鍵を一つの保管箱へ集め、口座名義と金融機関を記録して相続担当者から各金融機関へ死亡を申し出ます。必要書類と口座停止の時点は金融機関ごとに聞きます。

通帳とカードは古くても捨てない

金融関係品を紙ごみから分ける

記帳が何年も止まった通帳、合併前の銀行名が入った通帳、期限切れに見えるカードでも、口座の手がかりになります。表紙、名義、支店名、口座番号のある面を見て、同じ金融機関ごとに封筒へ分けます。

コピーや写真を共有するときは、家族の相続担当者など必要な相手に限ります。SNSや大人数の共有アルバムへ載せず、口座番号を連絡文へ何度も書かないようにします。

暗証番号を試さず、ATMへ持って行かない

口座情報を必要最小限で記録する

カードの近くに数字のメモがあっても本人の暗証番号とは限らないため、推測してATMへ入力したり、残高を引き出したりせず、そのメモも別の封筒へ入れます。相続人が複数いる場合、無断の引出しは後の説明を難しくします。

公共料金や家賃の引落しが続く口座もあります。止める順番を家族だけで決めず、契約先と銀行の案内を聞いてください。口座へ死亡の申し出をすると停止設定が行われる例があるため、生活費口座を兼ねる場合も現状を正確に伝えます。

印鑑・証書・貸金庫の鍵を周辺で探す

暗証番号を試さない

通帳だけを先に持ち出すと、後から見つかった印鑑や貸金庫の鍵との対応が分からなくなります。机、金庫、書類棚、普段使いのバッグを調べ、見つけた場所と日付を簡単に残します。

  • 金融機関名と支店名
  • 通帳・カード・証書の点数
  • 見つけた部屋と収納場所
  • 受け取った家族の氏名と日付

届出印か分からない印鑑は、通帳へ押して照合しません。朱肉で汚したり、印影を不用意に残したりせず、候補として一緒に保管します。

銀行の相続手続きは担当者を決めて進める

相続担当者から銀行へ申し出る

全国銀行協会は、亡くなった方の預金を払い戻すには相続手続きが必要で、必要書類は遺言や遺産分割の状況、金融機関によって異なると案内しています。ゆうちょ銀行も、死亡の申し出後に口座を停止し、所定の手続きへ進む流れを示しています。

一人が窓口役になり、金融機関ごとの受付番号、必要書類、原本返却の有無をメモすると混乱を減らせます。通帳が見つからない口座やネット銀行の手がかりは、郵便物、メール、税関係書類を相続担当者が調べます。

金融関係品を確保した後、家財の量が多く仕分けを続けにくい場合は、重要品を分けながら進める遺品整理サービスをご覧ください。残す物と処分候補を家族で決めてから相談できます。

まとめ

通帳やキャッシュカードを見つけたら、暗証番号を試さず、印鑑や証書と一緒に保管します。金融機関名、点数、発見場所、受取人を記録し、相続担当者から銀行へ申し出てください。古い通帳も口座の手がかりになるため、銀行の案内が終わるまで捨てないことが大切です。

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