さいたま市大宮区にある実家が空き家になり、久しぶりに家族で中へ入る。玄関には靴が残り、食器棚には器が並び、押し入れを開ければ布団や衣類が当時のまま――。そんな状態を前にすると、とにかくごみ袋を広げて片付けたくなるかもしれません。しかし、空き家の遺品整理では、たくさん捨てることより、捨ててはいけない物を先に見つけることが大切です。権利関係の書類や通帳、印鑑はもちろん、家族が残したい写真や手紙、価値の分からない品もあります。また、空き家をこれから売るのか、貸すのか、しばらく維持するのかによって、残しておきたい設備も変わります。最初の訪問ですべてを片付けようとせず、「残す物」「確認する物」「処分する物」を少しずつ分けながら進めます。
最初の訪問で重要品と保留箱を作る

最初から一部屋を空にするのではなく、家全体を一度見て回ります。権利関係の書類、固定資産税の通知、通帳、印鑑、保険や相続に関係しそうな書類などが見つかったら、処分品とは別の場所へ移します。机や金庫だけでなく、故人が普段使っていたバッグ、仏壇の引き出し、小箱などに保管されていることもあります。写真や手紙、時計、貴金属、趣味の品など、その場では残すか決められない物には「保留」という行き先を作っておきます。段ボールを一箱用意しておくだけでも構いません。「これは姉に確認する」「この時計は価値が分からない」と迷うたびに作業を止めるより、いったん保留箱へ入れたほうが片付けは進みます。箱の写真を家族で共有しておけば、遠方にいる人にも確認してもらえます。
さいたま市のルールに合わせて処分方法を分ける

家族が残す物を取り分けたら、残った家財をすべて同じ「不用品」と考えず、処分方法ごとに分けていきます。さいたま市では、遺品整理によって家庭から出た不用品は一般廃棄物として扱われます。遺族が自分で市の清掃センターへ運ぶ方法のほか、遺品整理に対応できる一般廃棄物収集運搬業許可業者へ収集運搬を依頼する方法が案内されています。家一軒分となれば家具や衣類、食器など相当な量になることもあるため、家族でどこまで運べるのかを考えて選びます。テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象です。ほかの家具と同じように市の収集へ出す物ではないため、購入店や指定引取場所、対応する許可業者など、対象品に合った方法を確認します。処分方法や持込み条件は変更されることもあるため、実際に運ぶ前にはさいたま市の最新案内を確認しておくと安心です。
空き家の今後を決めてから設備を外す

遺品が減って部屋が見えてくると、照明やエアコン、カーテン、物置なども「もう使わないから」と外したくなるかもしれません。ただ、空き家を売却するのか、賃貸に出すのか、解体するのか、しばらく家族で管理するのかによって、残しておいたほうがよい物は変わります。たとえば売却に向けて不動産会社に見てもらう予定があるなら、設備をどこまで残すのかを先に相談できる場合があります。片付けたあとに「これは残しておけばよかった」と買い直したり取り付け直したりするのは避けたいところです。人が住まなくなった家では、室内だけでなく郵便受け、窓や玄関の施錠、庭や植木の状態なども見ておきます。家族だけでは今後の方向を決めにくい場合、さいたま市には相続、売却・賃貸、管理などを相談できる空き家ワンストップ相談窓口も設けられています。
鍵・写真・作業範囲を一つの記録へまとめる

空き家の遺品整理は、一日で終わらず何度か通うこともあります。最初の訪問で各部屋や収納を撮影し、「ここは確認済み」「この押し入れはまだ見ていない」と家族で共有しておくと、次に訪れた人も続きから作業できます。玄関、勝手口、物置など複数の鍵がある場合は、誰が持っているのかも分かるようにしておきます。遺品整理を依頼する場合には、部屋の写真だけでなく、残す家具、探している物、階段や玄関の幅、作業車を止められそうな場所なども伝えておくと、作業範囲を相談しやすくなります。さいたま市大宮区で家財の仕分けや搬出を検討している場合は、さいたま市大宮区の遺品整理サービスでも対応内容をご確認いただけます。
空き家の片付けは「捨てる前の確認」から始める
さいたま市大宮区の空き家を整理するとき、最初から処分を急ぐ必要はありません。重要書類や家族が残したい物を取り分け、迷う品には保留という置き場所を作る。そのあとで、さいたま市のルールに合わせて処分方法を分けていけば、家財が多い家でも順番が見えてきます。空き家を売るのか、貸すのか、しばらく残すのかが決まっていないなら、設備まで一気に外さず、今後の使い方を考えてからでも遅くありません。久しぶりに入った実家を前にすると、「今日できるだけ片付けて帰ろう」と思ってしまうものです。それでも、一度捨てた書類や思い出の品は元には戻せません。最初の一日は、たくさん捨てる日ではなく、残しておきたい物を見つける日。そのくらいの気持ちで始めるほうが、後悔の少ない遺品整理につながります。