故人のパスポート、期限切れなら捨てていい? 横浜市で確認する書類と窓口

遺品の書類箱から故人のパスポートが出てくると、「期限が切れているなら裁断してよいのでは」「まだ期限内なら区役所へ持っていくのか」と迷います。けれども、表紙や満了日だけを見て処分を決めるのは早すぎます。

外務省のパスポートに関する案内では、名義人が亡くなった場合、パスポートは失効し、国内では旅券申請窓口へパスポートと死亡の事実が分かる書類を持参するよう案内しています。失効処理後のパスポートは、希望すれば返却を受けられます。

横浜市で見つけた場合も、裁断する前に「満了日前か」「何を持参するか」「返却を希望するか」を家族で切り分けておくと、窓口での確認が進めやすくなります。

「有効期間満了日」と死亡による失効は別に考える

故人のパスポートの有効期間満了日を確認する手元

確認する日付は、顔写真があるページに記載された「有効期間満了日」です。満了日がすでに過ぎていれば期限切れ、まだ先なら冊子上は満了日前です。ただし、満了日が未来でも旅行に使えるという意味ではありません。

満了日前でも、名義人の死亡によってパスポートは失効します。「期限が残っているから保管だけでよい」と判断せず、死亡後の手続として旅券窓口へ確認します。

期限切れでも、その場で裁断しない

神奈川県のパスポートに関するFAQは、死亡時の手続について、有効期間中のパスポートと死亡の事実を確認できる書類をパスポートセンターへ持参するよう案内しています。

満了日を過ぎた旅券は、有効期間中の旅券と同じ失効手続になると決めつけず、窓口へ満了日と現物の状態を伝えて扱いを確認します。満了日の読み違いや、家族が失効後の返却を望んでいた可能性もあるため、確認が済むまでは他の処分書類と分けておきましょう。

窓口へ連絡する前に確かめたいこと

  • 顔写真ページの名義人が故人と一致しているか
  • 有効期間満了日はいつか
  • 冊子が裁断、穴開けなどをされていないか
  • 失効処理後の返却を家族が希望するか

持参するのはパスポートと「死亡が分かる書類」

故人のパスポートと死亡確認書類をクリアファイルへまとめる様子

窓口へ持参する中心書類は、故人のパスポートと、名義人が亡くなった事実を確認できる書類です。外務省は、死亡の事実が分かる書類として戸籍書類や死亡診断書などを挙げています。

手元に複数の書類があっても、自己判断ですべて持ち出す必要はありません。利用する窓口へ書類名を伝え、原本と写しのどちらが必要かを確認してから、一つのクリアファイルへまとめると紛失を防ぎやすくなります。

持参者についても事前に尋ねておく

死亡の記載がある戸籍書類をまだ取得していない場合や、死亡診断書の写ししか手元にない場合は、その状態を窓口へ伝えます。あわせて、窓口へ行く人の本人確認書類や、故人との関係が分かる書類が必要かも確認しておけば、再訪を避けやすくなります。

返却希望は家族で先に決める

失効処理後のパスポートは、希望により返却を受けられます。渡航歴のある冊子を形見として残したい家族がいるかもしれません。窓口へ持参する人だけで廃棄を決めず、返却を希望するか家族に尋ねておきます。

横浜市からは旅券申請窓口へ持参する

横浜市内の旅券窓口で故人のパスポートを届け出る様子

国内での届け出先として外務省が示しているのは、最寄りの都道府県の旅券申請窓口です。横浜市で発見した場合は、区役所の一般的な遺品相談窓口へ持ち込むのではなく、利用できるパスポート窓口を確認します。

受付場所や時間を調べる際には、「名義人が死亡したパスポートがある」「満了日はいつか」「死亡を確認できる書類は何か」「返却を希望する」と伝えます。公式案内は窓口への持参を示しているため、確認を取らずに郵送するのは避けましょう。

ほかの重要書類と混ぜず、手続待ちの束へ

パスポートは、通帳や保険証などの処分予定品へ戻さず、死亡確認書類とともに「手続待ち」の束へ分けます。個人情報が載ったページを家族間のメッセージで不用意に共有するより、満了日と書類名だけを確認事項として伝えるほうが整理しやすいでしょう。

書類の仕分けと家財整理を並行して進める必要がある場合は、神奈川県の遺品整理に関する案内も確認できます。パスポートを片付けの対象へ戻すのは、窓口での扱いと返却希望が決まってからで十分です。満了日、死亡確認書類、届け出先の三つを分けて考えれば、裁断した後に確認し直す事態を避けられます。

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